納豆キナーゼは食品よりはサプリメント

納豆キナーゼは、日本人が好んで食べる食材として有名な納豆から抽出される酵素で、ネバネバ部分に多く含まれています。血流を良くするとされ、血行を改善するサプリの主な栄養素としても利用されています。
納豆が発酵する過程で生成されるものですが、日常的に食されていた物の割にはネバネバ成分の詳細な調査は行われていませんでした。20世紀になってから研究が進み、1980年代には血栓の原因となるタンパク質を分解する働きがあることが判明すると同時に、現在の名前が付けられています。
納豆そのものは、11世紀には既に食材として存在していたことが「新猿楽記」に記され、ゆっくりと国内の全域に広まっていきました。納豆キナーゼは納豆からしか抽出することのできない特別な物質ですが、古くから存在する食材の一つとして安全性に問題ないことがわかっているほか、健康志向の人の急激な増加もあり、多くの企業から関連するサプリメントが販売されています。
納豆キナーゼは食品として販売されている納豆を食べることで摂取することは可能ですが、納豆にはタンパク質を分解する作用と拮抗するビタミンK2も含まれています。ビタミンK2は、血液を固める作用があることから血栓症の治療にも使われるほどですから、ネバネバ成分と一緒に口に入る納豆では、お互いの効果を打ち消すことになりかねません。
このため、ネバネバ成分だけが抽出されているサプリメントであれば、そのナットウキナーゼ効果を最大限活かすことができる可能性があります。